うっすらと靄がかっていた

前の仕事を退職してちょうど半年。 1ヶ月は休憩して、3ヶ月は必死に勉強した。 そしてこの2ヶ月はぐったりしながらも、就職活動していてうんともすんともダメだった。 資格試験はおちたし、書類は通らないから面接にさえたどり着けない。 仕方ないから皮…

芸名

新しいコミュニティで生活するようになり約1ヶ月。 時々言われる、「芸名みたい」という言葉。 通常濁点をつけない文字のみで構成される名前で、まあるい音で発声する。 良くも悪くも目立つ。 かわいいを脱却したい気持ちと、まだ縋りたい気持ちとの間に揺れ…

腑抜け

文字に起こせば何か変わるかと思いながら、最近のことを考える。 1日のほとんどは睡眠で食事もとらずこんこんと眠る日々。 体重はピークより3キロ落ちた。おそらく筋肉からだろう。 水は飲んでいる、たまに紫蘇ジュース。 他にやったことといえば毎日湯に浸…

卒業

約3年にわたる、接客の仕事を卒業した。 メッセージに卒業と書いてくれた人がいた。 退社ではなく卒業という表現を選んでくれたのは、わたしをそっと見守ってくれてた中間の立場の人だった。 優しさを間違えない、気遣いのある、間違いに関しては余所見せず…

さよならさんかくまたきてしかく

四角は豆腐 豆腐は白い 白いは電球 電球は光る 光るはオヤジのハゲ頭 寂しさの紛れぬ夜に言葉を紡ぐ 愛を知らぬ行方のわからぬ、このココロ 友愛で婚姻を結ぶということが 広く世に認められない現在 自分を守れるのは自分しかいない わたしは愛に怯えている …

人格形成

幼い頃から大人に好かれる子供だった。 幼稚園でも小学校でもそれ以降の学生生活も。 成績優秀、品方向性。模範生徒。 制服の着方の見本として学年300人の前に呼ばれたことさえあった。 ありとあらゆることに全力だった。 気を抜くのが苦手だった。 父親はDV…

わかってるからこそ、送れない

手軽に遠くの人と連絡が取れる時代。 かつての好きだった人、いや初恋の人に、「あけましておめでとう」を送りたい衝動に駆られたまま日付は1月2日になった。 彼は別れてからの方が律儀な人だ。 わたしが誕生日に連絡をしたときは、わたしの誕生日に連絡をく…

置き去りにできたらいいのに。

2020に置き去りにしたい自分。 好きな人との恋愛の形に一般を求めること。無理して愛の形を追いかけようとすること。 男女関係において普通を意識すること。 そろそろ認めなければ、自分にはできないことがあること。 努力が成功してしまった人生だったから…

名前を呼んで、あなたの声で。

別れたひとにお前と呼ばれるようになって 別れたひとを名前で呼べなくなった。 好きなひとには名前を呼んでほしい、けど、別れてしまうと違和感を持つようになる。 恋愛感情を失うと同時に嫌悪感を得る。 哀しい現実。 あなたの名前を呼びたいし、あなたに名…

素朴な孤独

ひとりでいる時間が好きだ。 からだの力を抜くことができるから。 友達といる時間も好きだ。 無条件に愛せる時間なのだ。 ただ、淡々と流れているようでそうではない、素朴な地味な孤独は苦手だ。 何かに蝕まれていくような、焦燥感と希死念慮。 消えてしま…

抗えぬ不安感

処方薬が増えた。 少しずつ少しずつマイナーチェンジしながら増え続けている。 眠れない日々は続く。 愛されたいなぁ。なんて相変わらず。 本当に異性から愛を感じれば、 恐怖ととらえて逃げることなんて目に見えているのに。 甘い声と、甘い声色。 なんで?…

読んだ空気は呼気にはならぬ

彼が求めていたのは、 男性に不慣れで従順なわたし。 気づいていたから演じてしまった。 過剰に恥じたり、わからないフリをしたり 多少オーバーなリアクションをとってみたり。 別に彼が初めてのキスの相手ではないのに ??? って顔をして、目をぱちくりす…

ゆめ まぼろし 錯綜

20代半ばの時、彼と付き合っていた1年はなんだったんだろう。 いわゆるアプリの出会い。 スカイツリーではじめまして。 水族館をふたりで見て回って、 スカイツリータウンでウインドウショッピング。 不意に手を繋がられた。 動揺を隠したわたしは平気なフリ…

趣味と意味と習慣

夏に向かっている。 今年は満開の桜は見られなかった。 葉桜を公園で歩きながらぼーっと眺めて、あったかいなあって。 コートを着られるのはあと少しだろう。 今年こそダウンを買うと夏にもなってないのに心に決める。 心がずしっとくるのは健康だからだろう…

禍福糾える縄のごとし

いま幸せだよ。きっと不幸せな日だってあるけど。 10年前は泣いてばかりだったから、だいぶ笑えるようになった。 家にいるのがつらくて、でも病気で半分寝たきりで。学校もまともに通えず、趣味だって布団の中で出来る範囲で。 いちばんの友達はお母さん。 …

追憶、不意にわく記憶、歪曲

寝息を聞きながら眠りにつけるような関係になりたかった。 小学生のころ、音楽の授業が難しくて苦手だった。音符は読めないし、言ってることよくわかんないし。 でも歌う事は好きで、いつのまにか合唱だけは全力でやるようになっていた。音楽を特別視はして…

縷々る

思春期特有の病み期だと思っていたのが、疾患だったと気づいた時の哀しみは果てしなかった。 小学校の卒アルのプロフィールに性格の欄に[神経質]と書いてるわたし。絶対病んでる。 中学の卒アルは各クラスの子から名前連呼されてた。愛されていたなあ、気…

陥り、散り落ち

自堕落な恋愛をしたい。 好きって言わなくても許されて、パジャマで1日中だらだらして、気が向いたら散歩して。 さみしくなったらぎゅってして。 こわい夢をみたら泣きついて。 異性の友達とオールしたってよくて、束縛されなくて、呼び出したら迎えにきてく…