四角は豆腐 豆腐は白い 白いは電球
電球は光る 光るはオヤジのハゲ頭
寂しさの紛れぬ夜に言葉を紡ぐ
愛を知らぬ行方のわからぬ、このココロ
友愛で婚姻を結ぶということが
広く世に認められない現在
自分を守れるのは自分しかいない
わたしは愛に怯えている
愛を盾に好き放題する者が一定数存在するから
それは愛を盾にした欲望であることが多い
簡潔に言えば、性の対象になることがこわい
持ち合わせていない、わたしの欠落した欲求
種の保存などしたくない
DNAを残したくない
父親の血を自分を通して残すことにゾッとする
他人は言う
時間が経てば許せるようになる
許すとかそう言う問題じゃない
生命を脅かす血縁者からは離れるしかないのだ
遺そうとしたDNAを自ら消そうとしているのだ
そんな矛盾を孕んだヤツを見過ごしてはならぬ
快楽の末の生命ならば消えて無くなりたい
すべての記憶から消えて、戸籍もなくして、無かったことにしてほしい
わたしの存在意義が無くなれば
跡形もなく散るのみである